墨出しってどういう仕事?
墨出しの仕事というものを目にしたことはありませんか?
建築現場でいう墨出しという仕事は、建物を立てるときに必要となる図面を基に、実際に建物を立てる場所に同じように原寸大の図面を書いていく仕事のことを言います。
建物を立てる場合、図面をもとになんとなく立てているのではなく、墨出しによってキッチリ図面を引くことで歪みのない正確な建物が建ちあがるのです。
墨出しの仕事は、建物の基礎となる基礎工事から始まり、木工事や板金工事など工事が行われるすべての工程の最初の工事としてとても重要なものとなるので、建築現場の作業にはなくてはならない仕事です。
墨出しの仕事は、建物を建築していく上では、欠かすことのできないとても重要なものではありますが、実際に建物が建ってしまうと、作業した後を見ることはできませんし、残るものではありません。
そのため、建設現場では裏方のような仕事内容とはなりますが、建築士や現場の大工さんなどと同じくらい墨出しの仕事を行う職人さんは、とても重要で、この作業が行われなければ建物が建つことはありません。
そんな墨出しの仕事を専門に行うのが、測量関係の業種の人でプロの技術のもとで日々の墨出しが行われています。